「2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan」を主催する合同会社ライアットゲームズと、大会を運営するRAGEは、合同会社ライアットゲームズによるタクティカルFPSゲーム『VALORANT』の国際大会「2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage2」Playoff Finalsを6月25日(土)、26日(日)の2日間、さいたまスーパーアリーナで開催しました。チケットは両日完売し、総来場者数は2日間で2万6千人を突破、国内eスポーツ史上最多動員記録を達成しました。さらに最高同時接続者数も合計50万人(1日目:21万、2日目:29万)超えとなりました。
※最高同時接続者数は公式配信(YouTube、Twitch)と公式ミラー配信の合計数値となります。
<配信アーカイブ>
Twitch:https://www.twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:https://www.youtube.com/c/VALORANTjp
会場に1万3000人以上が集まったPlayoffs最終日の26日(日)には、ZETA DIVISION(ゼータディビジョン)とNORTHEPTION(ノーセプション)によるGrand Finalが行われ、3対1でNORTHEPTIONがZETA DIVISIONを下し、初優勝を飾りました。NORTHEPTIONは7月10日(現地時間)からデンマーク・コペンハーゲンで開催される「2022 VALORANT Champions Tour – Masters Stage2」への出場権を獲得しました。この大会にはNORTHEPTIONを始め、世界各地域の予選を勝ち上がってきた12チームが出場する予定です。
またGrand Final後には女性王者を決める「VALORANT Game Changers Japan」の日程が告知されました。エントリー期間は2022年7月4日(月)から7月19日(水)で、Open Qualifierが7月30日(土)、Semi Finalsが8月6日(土)、Finalが8月7日(日)に行われます。
【Grand Final】ZETA DIVISION vs NORTHEPTION
ZETA DIVISIONとNORTHEPTIONという、前日に行われたUpper Finalと同じ顔合わせとなったGrand Final。先に3勝したチームが勝利というルールで行われました。
・Bo1(マップ:アイスボックス)
Grand Finalは激闘を予感させる接戦でスタートしました。Bo1は初戦に強いNORTHEPTIONが序盤こそ先行しましたが、第7ラウンドでZETA DIVISIONが逆転。しかし追い上げるNORTHEPTIONは第23ラウンドでついに逆転に成功すると、そのままラウンドを連取して1勝をあげます。
・Bo2(マップ:ヘイヴン)
Bo2もNORTHEPTIONのペースとなりそうな序盤でしたが、第3ラウンドからZETA DIVISIONが8ラウンド連続で取って大きくリードします。NORTHEPTIONも2ラウンド取って前半戦を折り返しますが、攻守が交代した第13ラウンド以降はZETA DIVISIONが勢いを取り戻して1ラウンドも譲らず勝利しました。
・Bo3(マップ:フラクチャー)
前日の戦いで敗れたフラクチャーでの戦い、さらに大差で敗北したBo2の雪辱を狙うかのように、Bo3ではNORTHEPTIONが見事な戦いを見せます。第3ラウンド以降の12ラウンド連取で一気にリードを広げると、その後も危なげなくラウンドを取っていき勝利。ここまで無敗で勝ち上がってきたZETA DIVISIONを相手に、NORTHEPTIONが王手をかけました。
・Bo4(マップ:アセント)
Bo4もNORTHEPTIONが常にリードし続けて試合を進めます。ZETA DIVISIONも散発的にラウンドを取っていきますが、次第にNORTHEPTIONの流れは盤石なものに。5:11と追い込まれたZETA DIVISIONはタイムアウトを取って反撃を試みますが、NORTHEPTIONの勢いは止まらず。最終的には6:13でNORTHEPTIONが初優勝を決め、メンバーは抱き合って喜びを表現しました。
【試合後インタビュー】
前日のUpper Finalで敗れたZETA DIVISIONに対し、リベンジを果たして初優勝したNORTHEPTIONのメンバーに客席からのスティックバルーンによる拍手が鳴り止まないなか、勝者インタビューがスタートしました。どの選手も喜びを隠せない様子で「嬉しい以外の言葉が思いつかない」(xnfri選手)、「今はめっちゃドキドキして話ができない」(Meteor選手)と満面の笑みで語ります。前日の同じ組み合わせの戦いとの違いについて、多くのメンバーから聞かれたのがメンタル面。bailコーチは「終始選手がいいコンディションを保てていた」と語り、この日大活躍を見せたDerialy選手は「相手が強いという意識をなくして、『絶対に倒す』という意識で臨んだ」とコメントしました。
またDerialy選手が「一度負けた相手に対してどこまでできるか不安だったけど、Twitterなどでファンから応援のメッセージをいただけて『頑張るぞ』という気持ちになった。本当にありがとうございます」という言葉と共に一礼すると、JoxJo選手は「プロゲーマーとして、さいたまスーパーアリーナというこんなに大きな場所でこんなに多くの観客の前で試合をできて本当に嬉しい」とコメントし、大会関係者に感謝しました。
最後にリーダーのBlackwiz選手は「僕らが世界大会でどこまで通用するかはわからないけど、 ZETA DIVISIONが残した世界3位より上を取って、日本はもっと世界に通用するんだぞというところを見せたい」と「2022 VALORANT Champions Tour – Masters Stage2」に向けての決意を語り、ファンにさらなる応援を求めました。