Riot Games, Inc.(米国)の日本法人である合同会社ライアットゲームズ(港区六本木、社長/CEO:藤本 恭史)は、タクティカルFPS「VALORANT(ヴァロラント)」において、本日、22人目のエージェントとなる「ゲッコー」が、Episode 6 Act IIより登場することをお知らせします。ロサンゼルスで生まれ育ったゲッコーは、固い絆で結ばれた暴れん坊のクリーチャーたちを率いるイニシエーターで、敵を蹴散らしながら進むクリーチャーをゲッコーが追い、集め、力を合わせて戦います。また、この発表を記念して、新進気鋭のアーティストであるericdoaとタッグを組み、ゲッコーの新エージェントトレーラーのためのサウンドトラックを制作しました。VALORANTのEpisode 6 Act IIは日本時間2023年3月8日リリースです。
さらに、ゲッコーの出身地であるロサンゼルスにて、2023年のVALORANT世界王者を決める世界大会「VALORANT Champions」を開催することをお知らせします。
大会の舞台となるのは、ロサンゼルスを代表する2つの会場で、大会初戦を含む8月6~20日はShrine Auditorium、決勝ラウンドはVALORANT Esports史上最大の収容規模となる大型会場、KIA Forumにて開催を予定しています。 そして、8月26日の決勝で世界王者が決まります。チケットの発売情報および大会の詳細については、今後の発表をお待ちください。
世界大会「VALORANT Champions」は、昨年の決勝戦で同時視聴者数が150万人超、平均視聴者数(1分あたり)は125万人超を記録。視聴者数は毎年34%もの成長率を見せています。
新エージェント「ゲッコー」ナラティブライター、Joe Killeenコメント
Q. ゲッコーというキャラクターを作る際、どのようにしてリアリティーを持たせましたか?
A. まずは彼の「第一世代」という特徴にリアリティーを持たせることから始めました。第一世代とは、両親から受け継いだ文化と、ホームタウンからの影響という2つの世界をあわせ持ち育った人々のことです。こういった経験を持つ人は、世界中に存在します。彼らの両親が移民として辿った経緯はそれぞれ異なるでしょうし、向かった新天地も異なります。しかし、多くの第一世代の方たちが経験することには共通点があります。世界中の様々なケースを見渡しましたが、最終的には私たちに馴染みの深いロサンゼルスの第一世代に目を向けることにしました。ロサンゼルスは、様々なコミュニティーがひとつに合わさった坩堝のような都市であり、そこには移民コミュニティーと第一世代の物語があります。そこからさらに、イーストロサンゼルスへ焦点を絞りました。そこは、世代を超えてメキシコと関係の深い、歴史的なコミュニティーが存在する場所です。そして、あらゆる機会を通じて第一世代の経験を深く理解するよう努めました。ライアットのRiot Unidos Identityのメンバーに相談したり、第一世代の人たちの話を聞いたり、イーストロサンゼルスへ足を運んだり、フォーカスグループ調査としてメキシコ系アメリカ人の方にインタビューをしたり、メキシコオフィスのライアターに相談したり、イーストロサンゼルス出身のゲッコーの声優(英語版)に協力してもらったり、第一世代と繋がりの深い開発者をチームに組み込んだりなど、これらはすべてゲッコーに命を吹き込むためにしたことです。
Q. ゲッコーをデザインした際の、予期せぬ課題や特筆すべきエピソードはありますか?
A. ゲッコーのアビリティーの名前を決める際は、これまでのエージェントデザインでは経験したことのない難しさがありました。アビリティー名を決めるためのガイドラインはありますが、そこに別の条件が加わります。ゲッコーのアビリティーはゲッコーの相棒でもあり、キャラクターとして存在しているからです。そしてキャラクターには、名前が必要です。そこで問題になったのが、どんなアビリティー名にすれば、クリーチャーのニックネームとしても適切なものになるかということでした。ゲームプレイの中で発声されても違和感がなく、その上ゲッコーがクリーチャーに付けていそうなニックネームを考え出すことは、とても難しいことでした。試行錯誤を繰り返し、最終的には「ディジー」、「ウィングマン」、「スラッシュ」、「モッシュピット」(クリーチャーのニックネームとしては「モッシュ」)に決定しました。